日々の生活で役立つ情報を発信するコーナー【むーなびコラム】。今回は姿勢の基礎知識について、ヒトが持つある性質とともに解説いたします。
このコラムを書いた人 佃 隆先生
30年間で32万人の臨床人数があるファミリーカイロプラクティック三鷹院・院長。姿勢の専門家として書籍や講演活動も実施。基礎医学をもとに、臨床に基づき、多くのセルフケアやアドバイスを行う中で、「姿勢の魔法『シャキーン!』ケア」を確立。2冊の本を出版しており、共に重版。人間の体の動きを研究したバイオメカニクスや、日本独自の文化の礼法、カイロプラクティックでの臨床経験といった広い視点で、姿勢や健康について、分かりやすく解説。
姿勢についての正しい「知識」を持つことから
「姿勢をよくしたい」「ねこ背を直したい」というお気持ちは、痛いほど分かります。ただ、単にやり方だけお伝えしても、継続して姿勢を良く保つことは難しいことは明らかです。
姿勢についての正しい「知識」をもって、姿勢を「意識」的に保つための工夫があって、始めて姿勢をよくするために「行動」し続けることができます。
直立二足歩行が可能なヒトの性質
姿勢はシーン別に以下の3つに分けることができます。
現存する生物のうち、直立二足歩行が可能な生物は、ヒトだけです。更に特徴を付け加えると、目線を水平に保つ自動調整機能を持っています。
肩や骨盤の左右の高さが違っていても、目線は水平に保つようにしています。人の姿勢を前後から見ると、軸が中心を通っていて、膝、股関節、骨盤、肩などは並行になっています。
脳と体は神経でつながっており、体が傾くと脳は頭が落ちないように、かつ目線が水平になるようにと、体の各部位に指令が出て、筋肉、靭帯、腱の緊張状態を調整します。
頭が前に出ていても、自分の意志で首や肩に力を入れてはおりません。無意識に調整されますが、筋肉に疲労がたまると、やがて肩こりなどの症状が出てきます。現代は、パソコンやスマホを使うのが当たり前になっており、悪い姿勢を続けることで悪い姿勢が習慣化するのです。
そのため、頭が前に落ちないように自動調整が働くことで、ねこ背やストレートネックになりますし、目線を水平に保つために自動調整が働くことで、姿勢を左右に歪める結果となっているのです。
悪い姿勢が一度習慣化してしまえば、姿勢をよくしようと意識するだけではなかなかよくなりません。姿勢について学び、どこに問題があるのかを見つけ、あなたにあった解決法を試していく必要がありますね。
次回のコラムでは、いよいよシーン別の実践編です。「座る時の姿勢」について考えていきましょう。
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