2024年3月9日(土)、三鷹北口で人気のオイスター酒場「ぴゅん」の2号店が吉祥寺にオープンしました。今回は、牡蠣を愛するグルメライター・なつみが取材してまいりました。
三鷹の人気店が電撃の2号店開店!大衆居酒屋のプライドそのままに
三鷹北口の安くて美味い大衆オイスター居酒屋として名を知られた「ぴゅん」、突然の2号店オープンの第一報をむーなびで報じてから一ヶ月。軒先を開店祝いの花が飾る某日、いそいそと取材に伺いました。
テーブル席が二つと、カウンターにハイチェアが五つ。黒でまとまった店内にスポットライトが光り、ワイングラスが輝く大人の空間です。ここで生牡蠣が280円…って本当に!?
しかしながらメニューを手に取れば、なるほど「大衆居酒屋」。ドリンクは酎ハイ420円〜、サッポロ黒ラベルが480円。フードも、ポテサラ、エイヒレ、梅水晶と、ド定番ラインナップの安心感たるや…!顔も心もすっぴんで、ふらりと飛び込めるお店ってとっても貴重です。
生牡蠣/室津牡蠣[兵庫](280円)
早速、生牡蠣からいただきます!
兵庫県の室津牡蠣に、レモンをキュッと絞って。室津は瀬戸内海に面した穏やかな内海。2本の川から山のミネラルが流れてきて栄養豊富なので、たった1年で出荷できます。早く育つのでえぐみが少ない、それなのに甘みは濃厚なのが、常に高い評価を受けている理由です。
一口目にほどよい塩味、それから瀬戸内海のクリーミーな甘味が広がり…最後にプリプリの貝柱を噛み締め余韻を楽しみます。これぞ王道。
常時取り扱いがあるのは、この室津牡蠣と小長井牡蠣(長崎)の二種。どちらも人気の有名品種でオイスターバーの常連です。その他にも旬の品種が揃っていて、この日はかきえもん(北海道)とみるく牡蠣(福岡)も選べました。
牡蠣マニア目線としては、唐津湾(みるく牡蠣)、厚岸(かきえもん)、瀬戸内海(室津牡蠣)、諫早湾(小長井)と、温度など環境の異なる品種がセレクトされているのが嬉しいポイント。全て頼んで、味の違いをああだこうだ言うのが楽しいんです。
牡蠣のガーリックバター(460円)・牡蠣の雲丹バター(460円)
続いて、食欲そそる「牡蠣のガーリックバター」と「牡蠣の雲丹バター」。期待通りのお味、香り。もう言うことなしです。お飲み物は…どうしましょう悩みますね、ビールかな、ワインかな。雲丹バターの方は、残ったソースに日本酒垂らしてみたくなります。
大盛り蒸し牡蠣(980円)
人気の「大盛り蒸し牡蠣」は、セイロにギリギリまで積まれたジェンガスタイル。シェアするも良し、独り占めも良し。貝をおもむろに開くと、中からはぷりっぷりの厚みのある身が…。
駅から7分。地元の方に来ていただければ、それで良い
どんなお客様が多いか伺うと、お一人でふらりと立ち寄られ、牡蠣と共にワインや日本酒を召し上がる方が多いそうです。実はここ、メガロス吉祥寺の並び。たっぷり運動して、帰り道に牡蠣とワイン…そんなルーティン、最低週1は組み込みたい!
駅から徒歩7分、吉祥寺の中心から少し離れた閑静なエリア。だからこそ「喧騒から離れ、落ち着いて1日を〆たい」、そんな近隣の方に愛されればそれで良いと言う店主の哲学を垣間見た取材でした。
現在休業中の三鷹店も、近いうちに再開予定とのこと。三鷹でも吉祥寺でも、地元に愛される大衆居酒屋として、武蔵野市に長く愛される店になりそうです。
店名 | 大衆オイスター酒場 ぴゅん吉 |
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住所 | 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-37-5 |
アクセス | 吉祥寺徒歩7分 |
TEL | 070-8946-1963 |
営業時間 | 16:00〜23:00 |
定休日 | 月曜+不定休 |
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