2024年12月1日(日)、吉祥寺に本格的な中華料理を堪能できる中華料理店「中華香菜sinensis(シネンシス)」がオープンしました!今回は吉祥寺在住のグルメライター・ユリイカが取材してきました。
オープンした場所は人気の東急裏エリア。西二条通りで「挽肉と米」の隣。取材当日は平日にも関わらず開店10分前の時点で20人ほどの列ができていました。
本場の中国と香港で修行したシェフとソムリエ資格を持つスタッフが織りなすクラシック中華
中華の王道といわれる麻婆豆腐や酢豚など伝統的な中華料理から鶏白湯麺、自家製ラー油で味わう「よだれ鶏」が名物で、ミシュラン経験のシェフが手がける創作料理を気軽に楽しむことができます。
店名はカメリア・シネンシスという中国茶から取ったそうで、料理に合うお茶やワインだけでなく、ご飯にもこだわった竈門炊きで提供。
古民家をリノベーションした店内の1階にはテーブル席が3席と角席が2席。
2階にはテーブル席が5席と角席が3席あり、屋根まで吹き抜け仕様になっていて開放感があります。座席数は42席と1階2階ともに広々とした空間で貸切も可能。
豚肉のトロトロ角煮 ー四川芽菜の香りー(1,550円)
注文方法はLINEモバイルオーダー。テーブルにあるQRコードを読み取り、スマートフォンからオーダーします。まずは豚肉の角煮を注文。
秘伝のタレが脂身までしっかりと染み込んでいて、とろとろになりすぎず豚肉の歯応えもしっかり味わうことができて高菜がいいアクセントになるので、これだけでごはんが何杯でもいけちゃいます。このご時世には嬉しい、おかわり自由!
竈門で炊いたごはんがほんのりと色づいていたので店長に尋ねたところ、何と烏龍茶で炊いているそう。芯が残っていて味わい深く上品な香りがたまりません。
よだれ牛 ー和牛サーロインの濃い卵黄仕立てー(2,000円)
よだれ鶏が名物とのことでしたが、聞き慣れない「よだれ牛」を注文。運ばれてきてすぐに長くて大きなミルを使って、ぷりっとした卵黄と光り輝く和牛の上に山椒を丁寧に振り掛けていただき、まさに“よだれ”が止まりません。
肉のひとつがとにかく大きくて感動!削りたての山椒が口の中で砕けて、とろっとろの牛肉で口の中がいっぱいになる多幸感たるや…すき焼きの中華版といった感じで、お腹だけでなく全てが満たされる贅沢な一品です。
テーブルに置かれた自家製ピクルスは、白菜や玉ねぎ、赤カブなどさっぱりした漬け具合で箸休めにピッタリです。座席横には大きな瓶に生姜もたっぷりつけられていました。
杏仁豆腐(400円)と特選ジャスミン茶(250円)
豚と牛の感動的な美味しさの余韻に浸りたくて、デザートと中国茶を追加注文。
杏仁豆腐はスプーンを入れた瞬間スッと溶け込む感じで、舌の上で溶けるなめらかさ。とても濃厚でココナッツミルクの味かしっかりと感じられます。ジャスミン茶は華やかな風味で濃厚な杏仁豆腐にマッチして差し湯もできます。
甜品セットは杏仁豆腐とマンゴープリン、ドリンクセットは中国茶の他にもコーヒーやジュースもあって、それぞれランチメニューに付けることができます。
四川式麻婆豆腐や油淋鶏など中華定食は全部で8種類あり、寒い日には濃厚鶏白湯麺で体が温まりそう。夜もソムリエ資格を持つスタッフの方おすすめワインも提供しているので、ランチタイムとはまた違った楽しみ方ができること間違いなしです。
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