日々の生活で役立つ情報を発信するコーナー【むーなびコラム】。今回は尻ポケットについてのお話です。
このコラムを書いた人 佃 隆先生
31年間で31万人の臨床人数があるファミリーカイロプラクティック三鷹院・院長。姿勢の専門家として書籍や講演活動も実施。基礎医学をもとに、臨床に基づき、多くのセルフケアやアドバイスを行う中で、「姿勢の魔法『シャキーン!』ケア」を確立。2冊の本を出版しており、共に重版。人間の体の動きを研究したバイオメカニクスや、日本独自の文化の礼法、カイロプラクティックでの臨床経験といった広い視点で、姿勢や健康について、分かりやすく解説。
まずは男性への注意点ですが、お尻のポケットに財布を入れるのはやめましょう。財布がお尻を流れる坐骨神経を圧迫して、坐骨神経痛が出てしまうことがあるからです。 この状態を『ウォレット症候群』と呼びます。
次に女性への注意点です。最近では女性でお尻のポケットにスマホを入れてそのまま座る方もいますが、同じ症状が出てしまうので要注意です。
アメリカのカイロプラクティック院で30年間カイロプラクティックアシスタントとして働いている女性の方が、「私がこの仕事をしていて嬉しいと感じるのは、患者さんに日常のケアの大切さを伝えられた時なの。 待合室に財布を入れて座っていいる人を見かけた時、『坐骨神経痛が出てしまいますよ。せっかくいいアジャストを受けたのにもったいないですよ』と伝えると、みんなとっても喜んでくれるの。」と朗らかに語ってくれたことを思い出します。
そもそも、坐骨神経は腰から出てお尻を通って足先までつながっている神経で、小指ぐらいの太さがあります。坐骨神経痛は、坐骨神経が圧迫されたり炎症を起こしたりして、腰からお尻にかけての痛みや違和感や、足の一部にしびれやうずきが感じられたり、 足の筋肉の力が弱くなったりします。
ポケットに物を入れて座ると、物理的に神経の流れが悪くなるだけでなく、姿勢のゆがみにもつながります。また、椅子に座った時に左右の坐骨、骨盤の高さが変わります。 その際、自動的に目線を水平にしようと、体は傾きを補正してバランスを取ろうとすることで、姿勢が左右で不対象になり、結果として背骨がずれることにもつながります。
いつもポケットに物を入れて座っていると、慣れてしまって、お尻の違和感に気づかなくなりますし、神経は体の内部にあり見えないので、坐骨神経痛の症状とポケットの財布やスマホとにつながりを感じないことが多いです。むーなび読者のみなさんは、ポケットに財布やスマホを入れたまま、座らないようにお気をつけくださいね。
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