日々の生活で役立つ情報を発信するコーナー【むーなびコラム】。今回は子どもの姿勢についてのお話です。
このコラムを書いた人 佃 隆先生

31年間で31万人の臨床人数があるファミリーカイロプラクティック三鷹院・院長。姿勢の専門家として書籍や講演活動も実施。基礎医学をもとに、臨床に基づき、多くのセルフケアやアドバイスを行う中で、「姿勢の魔法『シャキーン!』ケア」を確立。2冊の本を出版しており、共に重版。人間の体の動きを研究したバイオメカニクスや、日本独自の文化の礼法、カイロプラクティックでの臨床経験といった広い視点で、姿勢や健康について、分かりやすく解説。
「うちの子、姿勢が悪いんです。どうしたらよいでしょうか?」というご相談をよくいただきます。しかし、実際に拝見すると、多くの場合、親御さんご自身の姿勢が悪いことが見受けられます。子どもの姿勢は、親の姿勢を映し出す鏡のようなものです。
-姿勢の問題は「環境」と「習慣」の結果
昔の日本では、小学生の8割に虫歯がありましたが、現在では2割程度にまで減少しています。これは、歯科医の先生方や学校関係者の方々の教育と啓発活動の成果です。同様に、喫煙率も40年前の8割から2割以下に下がっています。家庭、学校、社会で健康教育に一丸で取り組んできた成果です。
一方で、姿勢の悪い人の割合は依然として8割以上にのぼります。これから40年をかけて、良い姿勢を当たり前とする社会をつくることが、私のライフワークと考えています。
-子どもの姿勢は親の姿勢を「真似る」ことで形作られる
子どもが親の姿勢を真似し始めるのは、椅子に座って食事をするようになる生後6~8か月頃からです。人間は他の動物と同じく、身近な行動を模倣しながら生活習慣を身につけます。理屈をいくら説明しても、幼い子どもには伝わりにくいものです。
-姿勢改善のために家庭でできること
姿勢を整える最も効果的な場は「食事の時間」です。家族全員が自然と良い姿勢を意識する習慣を作ることが重要です。
食事の前に過去のコラムで紹介した「姿勢シャキーン!」をして、家族みんなで姿勢を整える習慣を作りましょう。食事の始まりに「いただきます」、終わりに「ごちそうさま」と手を合わせる動作も、姿勢を正す機会になります。
-学校や周囲との連携
学校の授業開始時や終了時にも同じ習慣を取り入れるよう働きかけるのも効果的です。子どもが家庭と学校で一貫して良い姿勢を意識できる環境を作ることが大切です。
-継続的な取り組みがカギ
姿勢の改善は一朝一夕には成りません。食事や日常生活の中で地道に習慣化していくことが大切です。「姿勢シャキーン!」を合言葉に、親子で一緒に良い姿勢を目指しましょう。小さな努力を積み重ねていくことで、子どもの未来の健康にもつながるはずです。
【むーなび限定】初診料半額クーポン
ファミリーカイロプラクティック三鷹院から、むーなび限定でクーポンをつけてもらいました!通常初診料金11,000円(税込)のところ、半額の5,500円(税込)に。

■クーポン利用方法
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