2025年6月1日(月)、三鷹北口に蒸し中華とワインがコンセプトの中華料理店「nope steak&wine(ノープ スチーム&ワイン)」がオープンしました。中華は勿論お酒も大好きなグルメライター・ユリイカが取材してきました。
素材の旨味を活かした“蒸し中華”がコンセプトの無添加・広東料理
世田谷区の南烏山に続いて2号店となる「nope steak&wine」は、店名にもある通り、点心や蒸し野菜をはじめとしたクラシックな蒸し料理と、それに合うワインを提供するお店。

化学調味料は一切使用せず、肉や野菜本来の味を最大限に活かせるように蒸して、岩塩やソースで素材の味を心ゆくまで堪能することができます。



プレオープンのこの日は名物のよだれ鶏をはじめ、蒸した前菜や点心と薬膳スープ、そして酢豚と炒飯の8品をいだだきました。
話題の“蒸し中華”を存分に堪能してきた
■オレンジワインとヴェルジュソーダ(各680円)
ワインがオススメとのことで、まず気になったのが赤でも白でもロゼでもない、オレンジのワイン。

こちらは『エル・トロヤノ』というスペイン産のワイン。ぶどうの果皮ごと漬け込んで発酵させた自然派ワインで、まろやかでとても飲みやすいのでどんな料理にも合います。もう一杯は、あまり聞きなれないヴェルジュソーダを注文しました。

こちらはぶどう酢のソーダで、これからの暑い季節にはぴったりのスッキリした飲み口です。
■ザーサイ・クラゲ・パクチーと千豆腐の前菜3種盛り

細かく丁寧に刻まれたくらげと豆腐にパクチーがからみ、レモンの風味がたまりません。そして一番衝撃だったのがザーサイ。浅漬けにしたフレッシュなシャキシャキ感に胡麻と葱油がきいています。
■nopeオリジナルよだれ鶏

岩手県のブランド鶏『みちのく清流味わいどり』のヒナを丸々一匹使った贅沢なよだれ鶏は、山椒と辣油がマッチした心地よい辛さで完成された奥深い味わい。
■旬野菜の蒸籠蒸し

せいろ特有の優しい香りに包まれた野菜本来の味と甘味を感じられる一品です。
■海老と豚の焼売

ブラックペッパーがさりげなくきいていて、海老のぷりっと感に豚のジューシーさが引き立ちます。
■紹興酒とカルダモンレモンサワー
中華料理といえば紹興酒ということで、越国王牌8年を注文。

酸味と渋味のバランスが良く、熟成された丸みのある味わい。カルダモンが香るレモンサワーが並々と注がれたオリジナルグラスには…

「NO Chuka NO LIFE!!」の文字が!中華を愛してやまないオーナーの想いがこめられています。
■薬膳蒸しスープ

鶏やナツメ、ハトムギ、ハスの目などの薬膳をたっぷり使った生姜ベースの蒸しスープは、体に染み渡る美味しさ。
■海鮮の蒸籠蒸し

マイルドな辛さが特徴の発酵唐辛子がアクセントになり、蒸すことによって大きな海老のぷりぷり食感と旨味がしっかり引き立ちます。
■酢豚

甘酸っぱいピリ辛黒酢に豚肩ロースと根菜が絡み合い、ほっこりしたさつまいもの甘さが特徴的。
■炒飯

中華料理のシメといえば、やっぱりお店でしか味わうことのできないパラパラ感がたまらない炒飯。こちらは、芽菜(ヤーツァイ)という青菜の芽の部分を醤油で漬け込んだ四川省の漬物を使った炒飯で、さっぱりした味わいでした。
メニュー
よだれ鶏や麻婆豆腐、汁なし担々麺など週替わりメニューを含めた8種のランチメニューや、予約限定のランチコース、7品コースに飲み放題またはワインが付いた5,000円コースなど、中華を味わい尽くせるメニューやコースだけでなく一品料理も揃っています。

中華料理に合うワインや紹興酒の他にも、ビールやカクテル、ノンアルコールの飲み物も豊富なラインナップ。

そして絶品料理を引き立てるのが、洗練された内装デザインにマッチした90年代のヒップホップを中心としたBGM。提供される物すべてにこだわりを感じるハイセンスなお店で、最高の時間を過ごしてはいかがでしょうか。
SHOP INFO
nope steam & wine
武蔵野市西久保1-3-10
CHOUETTE MUSASHINO 1F
休/6月は火・水 ※7月以降変更の可能性有
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