最近「物忘れが増えたかも」「名前が出てこない」と感じることはありませんか?年齢を重ねると誰にでも起こる自然な変化ですが、こうしたサインが将来の認知症リスクと関係している可能性も。
そこで注目されているのが、脳の記憶力に深く関わる『海馬(かいば)』という部分に着目した新しい検査「BrainSuite(ブレインスイート)」。
この検査ではMRIとAI技術を活用し、海馬の大きさを正確に測定することで、まだ症状が出る前の “見えない変化” を早期に把握できるのです!
今回は、武蔵野徳洲会病院でも受けられるBrainSuiteについてご紹介します。
- 年齢を重ねて「最近物忘れが気になるけど、まだ大丈夫かな?」と感じている方
- 忙しくて具合悪くなる前に、予防のための健康チェックをしたい方
- 健康リスク・認知症予防に興味がある方
- 気軽に手軽に短時間で検査したい方
海馬、そして「BrainSuite」とは

■海馬とは?
脳の中で「記憶」に深く関わる部分。新しいことを覚えるとか、どこかに行ったことを思い出すとか、そういう“記憶の司令塔”的な役割を持っており、ストレス・睡眠不足・生活習慣の乱れなどによってムリなくダメージを受けやすく、少しずつ萎縮してしまうことが研究でわかっています。逆に、睡眠・運動・食事といった生活習慣を整えることで、萎縮を抑えたり、大きくすることができる部位であることもわかっています。

■BrainSuiteとは?
海馬の体積(大きさ)をMRI+AI技術で、年齢・性別などを考慮した標準値と比べてどうか定量的に測定し、健康なうちから、脳の記憶力・認知機能リスクを可視化して、予防や生活の改善につなげる検査です。
短時間&手軽!健康診断のように“脳の定期チェック”を
そもそも「なぜ普通のMRIではなく、わざわざこの検査を受けるの?」と思った方もいるかも?
ということで、そんな方のために、BrainSuiteを受ける具体的なメリットをご紹介!
1.見えづらい変化の早期発見
BrainSuiteは、AI技術を使うことで定量的に測定するので、目視で確認する普通のMRI検査・脳ドックでは捉えにくい、小さな海馬の体積の減少・萎縮などのわずかな変化を発見できるのです。早く発見できれば、予防や対策も取りやすくなりますよね。
2.結果の見える化とフォローアップ

検査結果は『MyBrain』という専用サポートサイトで確認。年齢や性別に合わせた比較データと一緒に表示され、3Dビュー(脳画像)も一部見られるため、自分の状態を一目で把握できます。加えて、BrainSuiteを運営する株式会社CogSmartの医師や看護師によるオンライン相談もでき、検査結果に関する相談や日常生活に役立つアドバイスも提供してくれます。
3.生活習慣改善のヒントが得られる

検査で海馬の状態を知り、それと合わせて、オンライン問診・集中力・記憶力テストを受ければ、運動・睡眠・食事・ストレス管理など、脳健康のために具体的に生活習慣のどこを見直せば良いかが総合的にわかります。
4.短時間・比較的手軽に受けられる
MRI撮像自体は10分程度(AI認知症予防検査のみの場合)。受付等含めても所要時間が短めなので、仕事や家事などで忙しい方でも受けやすいのが特徴です。自費診療ながら、手頃な料金で始めやすい点も魅力。
ちなみに、海馬は、認知機能の低下に先行して20・30代より萎縮が始まるそう。BrainSuiteは「自分はまだ大丈夫」と思っているうちに自分の脳の状態を知り、未来への備えを始められる検査です。健康診断のように“脳の定期チェック”として取り入れるのもおすすめですよ!
『BrainSuite』の概要
■予約から検査までの流れ
1.電話予約(042-465-0769)
※予約受付/平日13時~16時半
2.検査日に武蔵野徳洲会病院・放射線科へ
3.MRI検査(5~10分程度)
※AI認知症予防検査のみの場合
4.お会計
5.結果は後日郵送
■注意事項
以下に該当する方は、検査を受けられない、またはその可能性があります。
・心臓ペースメーカー、脳室シャントバルブ、脳動脈瘤クリップ等の機器を埋め込まれている方
・体内に磁石式の異物(磁石式義歯、義眼等)を埋め込まれている方


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