デスクワークによる肩こり・頭痛の悩み..原因や対処法についてカイロプラクティックの先生に聞いてきた！

普段はデスクワークのお仕事ということですが、今どういう症状でお悩みでしょうか？

なるほど…。首や肩回りの痛みはどの程度痛いですか？

ありがとうございます。それはお辛いですね。どこか整体に通ったりはされてますか？

ご自身でもいろいろと努力されていて、素晴らしいですね。これまで30万人以上の臨床の中でも分かっていますが、肩こりや頭痛の原因の多くは筋肉の緊張と、神経・血液の流れが悪いことにあります。

姿勢が悪いと、首に物理的な負担がかかり、筋肉が緊張したり血流が悪くなったりして、肩こりになります。また、姿勢が悪いことで、自律神経の流れが悪くなり、脳に必要な血液が届きにくなります。ずっと座っていることで血流が悪くなり、老廃物が溜まるなどの複数の原因で、頭痛になります。

もちろん、脳そのものに問題がある場合の頭痛の場合もあるので、精密検査が必要になる場合もありますが、姿勢による頭痛や肩こりへの影響についての検査をしますので、こちらにお立ちください。

こちらは『Posture Screen』というアプリで、姿勢の歪みをチェックする検査になります。世界各国の患者のデータに加え、当院の30万人以上の臨床結果を踏まえて分析するので、極めて精度の高いものになります！

続いて座った状態で姿勢の歪みをチェックする『Sit Screen』というアプリを使います。普段と同じような姿勢でパソコンを操作していただけますか？

ありがとうございました。それでは、後ほど検査結果をお伝えします。

こちらが検査結果になります。まず立っている時ですが正面から見ると歪んでいないように見えますが…横から見ると肩を基準にした時に、3.3cm頭が前に出ています。

本来頭の重さが4.8kgですが、頭が前に出ていることで、実際は2倍以上の10.9kgの負担がかかっています。

そうなんです。また、座っているときの検査結果がこちらです。こちらも本来頭の重さは4.8kgですが、実際には22kgの負担がかかっています。

そうなんです。デスクワークのお仕事ということで、これから業務中にもできる対処法をお伝えいたしますね！

まずはPCを置く位置です。モニターの中心が水平目線より15度～20度下になるのが理想的です。ノートパソコンの場合は下に何か台を置いて、キーボードは別で操作することをお勧めします。頭が下に傾きすぎないように、資料も立てかけながら作業するといいと思います。

また、椅子は浅めに座り、肘と膝の角度がそれぞれ90°になるように座るといいです。

大事なのは、どのようにこのいい姿勢を維持するかですよね。当院では姿勢の魔法『シャキーン！』ケアと呼んでいる、姿勢が良くなる3つのステップがあるので、そちらをご紹介いたしますね。

①まずは椅子の前の方に腰掛けます。
②次に、小さく前ならえをし、手のひらを上に向けた状態で肘を後ろに引きながら肩を開きます。終えたら手を太ももの上に戻します。
③最後に、45度くらい上を見上げます。その後5秒くらいかけ頭を戻していきますが、止める位置は少し顔が上を向いている(10～15度)状態で止めます。

はい、最初はそのくらいの感覚で大丈夫です！目線はまっすぐ見てくださいね。

次に『シャキポン』と呼んでいるセルフケアもご紹介いたします。先ほどの『シャキーン！』ケアを行った状態で、頭の後ろで手を組み、「手は前に、頭は後ろに」3秒間押し合います。体幹は垂直を保ったまま、頭を後ろに、手は前に押すことで、首とお腹の筋肉が鍛えられます。

はい、是非頑張ってみてください！30分に1度ぐらいでシャキポンなどのエクササイズやストレッチを行って、1時間に1度は立って歩くことをお勧めします。