日々の生活で役立つ情報を発信するコーナー【むーなびコラム】。前回に引き続き、今回は所作や体の動かし方編になります。
このコラムを書いた人 佃 隆先生
30年間で32万人の臨床人数があるファミリーカイロプラクティック三鷹院・院長。姿勢の専門家として書籍や講演活動も実施。基礎医学をもとに、臨床に基づき、多くのセルフケアやアドバイスを行う中で、「姿勢の魔法『シャキーン!』ケア」を確立。2冊の本を出版しており、共に重版。人間の体の動きを研究したバイオメカニクスや、日本独自の文化の礼法、カイロプラクティックでの臨床経験といった広い視点で、姿勢や健康について、分かりやすく解説。
日本人にみられる“鳩さんうなづき”
日本人がよく行うコミュニケーションの一つに、「どうも・こんにちは・ありがとう、なるほど」などの意味で、相手の目を見ながら、ねこ背で顔を前に突き出す所作があります。
私はこれらを「鳩さんうなづき」と名付けました。
「鳩さんうなづき」をしている人は、総じてストレートネックで、ねこ背です。
事故や怪我をしていなくて若い人なら特に大きな症状にはならないですが、事故や怪我をしたり、年齢を重ねていったりすると、肩こり、頭痛、めまい、頚椎椎間板ヘルニアの原因ともなります。
靭帯が緩くなりますので、事故や怪我などの急な衝撃への対応力が弱くなりますし、そもそも普段の姿勢がねこ背でストレートネックになるので、物理的にも首や腰に負担がかかりますし、神経の流れも悪くなるので体の機能が落ちたり、痛みの原因になったりもします。
コミュニケーション力の高い方ど、人と会って話した後にすごく疲れを感じるという場合の原因の一つはこの「鳩さんうなづき」です。
「一生涯いい姿勢で健康生活」を掲げる私としては、可能な限り「鳩さんうなづき」を避けましょう、とお伝えしたいです。
首にやさしいうなづき方は、まずはゆっくりうなづくこと。うなづきの正しい軌道を知るためには、顔を45度斜め上に上げてから顔を下げていくと正しい軌道になります。
「見上げてごらん姿勢リセット」と呼んでいますが、既に顔が前に出ていてストレートネックになっている人は、顔を45度斜めに上げてから、顔の角度を戻していき、顔の面が10度ぐらい上がっているフェイスアップの状態を作ります。
知識として正しいお辞儀の仕方を理解しても、これまでの姿勢や所作は習慣化しており、癖づいているので、簡単に直るものではありません。
10回「鳩さんうなづき」をしている中で、1回ぐらい気づくようになり、やがて意識的に首にやさしいお辞儀をする経験を積み重ねていって、少しずつ新しい習慣になるものです。
のんびりじっくり積み重ねていってくださいね。
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