頭痛でお悩みの方へ

日々の生活で役立つ情報を発信するコーナー【むーなびコラム】。今回はお悩みの方も多い頭痛のお話です。

このコラムを書いた人　佃隆先生

30年間で32万人の臨床人数があるファミリーカイロプラクティック三鷹院・院長。姿勢の専門家として書籍や講演活動も実施。基礎医学をもとに、臨床に基づき、多くのセルフケアやアドバイスを行う中で、「姿勢の魔法『シャキーン！』ケア」を確立。2冊の本を出版しており、共に重版。人間の体の動きを研究したバイオメカニクスや、日本独自の文化の礼法、カイロプラクティックでの臨床経験といった広い視点で、姿勢や健康について、分かりやすく解説。

日本の頭痛患者は、およそ4000万人にものぼります。市販の鎮痛剤は一時的に頭痛を和らげることがありますが、長期間使用すると症状を悪化させる可能性があることが知られています。

頭痛の原因は複数ありますが、緊張型頭痛や偏頭痛は背骨、神経、血液のメカニズムに関連しています。姿勢が悪いと、首や肩の筋肉が緊張し、血行が悪くなります。さらに、背骨の歪みが神経の流れを妨げ、自律神経の働きが低下します。自律神経が正常に機能しなくなると、脳に必要な血液を適切に供給できなくなります。

脳は栄養素や酸素を必要とし、これらは血液によって運ばれます。通常、立ち姿勢から横になると脳の血液量が減り、逆に立ち上がると血液が送られます。しかし、自律神経の機能が低下すると、この調節がうまくいかず、頭痛が引き起こされます。天候の変化による頭痛も、自律神経が気圧変化に適応できないために起こることがあります。

アメリカのカイロプラクティック院では、初診時の主訴の1位が腰痛、2位が頭痛になっており、多くの方がカイロプラクティックを活用して、頭痛症状の緩和を図っています。

当院では、カイロプラクティックで背骨の矯正と神経の流れを改善する治療を行うと共に、デスクワークやスマホの使用時の姿勢や動作を改善する指導も行っています。これは、歯医者で虫歯の治療だけでなく歯磨きの指導を受けるのと似ていて、根本改善を目指しています。

頭痛とさよならできるよう、お手伝いできれば幸いです。

＜＜＜産後の骨盤矯正で産前よりもキレイな姿勢に！　