日々の生活で役立つ情報を発信するコーナー【むーなびコラム】。今回は赤ちゃんの頭の形と向き癖についてのお話PART②です。
このコラムを書いた人 佃 隆先生
30年間で32万人の臨床人数があるファミリーカイロプラクティック三鷹院・院長。姿勢の専門家として書籍や講演活動も実施。基礎医学をもとに、臨床に基づき、多くのセルフケアやアドバイスを行う中で、「姿勢の魔法『シャキーン!』ケア」を確立。2冊の本を出版しており、共に重版。人間の体の動きを研究したバイオメカニクスや、日本独自の文化の礼法、カイロプラクティックでの臨床経験といった広い視点で、姿勢や健康について、分かりやすく解説。
赤ちゃんの頭の形のゆがみや向き癖の原因は複数あります。そもそも妊娠8ヶ月くらいからは、赤ちゃんも大きくなるためお母さんのお腹のスペースも狭くなり、同じ姿勢が続いて頭の向きが左右に偏る時間が長くなっています。
双子の赤ちゃんの場合は、お母さんのお腹の中は、ぎゅうぎゅうなので、頭のゆがみが大きくなる率は更に高いです。生後すぐの赤ちゃんの背骨の並びをカイロプラクターが検査したところ、8割の赤ちゃんには、カイロプラクティック施術をした方がよいような背骨や首の骨のズレが検出されたという調査レポートがあります。
つまり、妊娠・出産で医療的には問題もなかった場合でも、頭のゆがみや向き癖は起こるものです。
出産時の状況によっても、頭の形は変わります。うまく降りてこなくて頭の一部に圧がかかる、吸引分娩や鉗子分娩での出産などで物理的なストレスがかかるなどです。
産道を通れるようにということもあり、赤ちゃんの頭は、骨と骨の間にスペースがあるものです。
だんだんと成長して、やがて6か月程度で隙間は無くなってきますが、それでも頭は成長を続けるので、頭の形は悪くもなるし、良くもなるものです。
産後、保育器を使用した場合には、同じ側に向かせて寝ていることが多く、頭の片側が接触することが多くなるケースがあります。病院では、「機能的には問題ないですよ。やがて頭の形もなおりますよ」と言われることがほとんどです。
しかし、私の所属するICPA(世界小児カイロプラクティック協会)をはじめ、ヘルメット治療を行う医師は、軽度の歪みが自然に改善することはあっても、中度、重度の場合には勝手に治ることはまず無いという見解を示しています。
筋肉が発達してくると、向き癖は改善する傾向にありますが、6ヶ月を過ぎても片側が向きづらいという状況は続くことがあります。
次回のコラムでは、どのような機能上の問題が起きるかについて記します。
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