井の頭公園の開園に尽力した渋沢栄一が肖像として使われる新一万円札 実物が披露

渋沢栄一ライフスタイル
日テレより

2024年から流通する見込みの新紙幣の印刷が開始し、井の頭公園開園に尽力した渋沢栄一が肖像として使用される新一万円札の実物が披露されたみたいです。

渋沢栄一と井の頭公園の関係は?

渋沢栄一
渋沢栄一記念館より

渋沢栄一は「近代日本経済の父」と言われ、約500もの企業の創設に携わったことで有名ですが、実は社会貢献活動にも尽力していました。

(参考)渋沢栄一が創設に携わった企業

・第一国立銀行(現在:みずほ銀行)
・日本鉄道(現在:JR東日本)
・帝国ホテル
田園都市株式会社(現在:東急電鉄、東急不動産)東京瓦斯会社(現在:東京ガス)
・札幌麦酒会社(現在:サッポロビール)など

1905年(明治38年)に「東京市養育院感化部井之頭学校」を創設し、校長に就任。その後、井の頭公園開園に向けて東京市(現:東京都)に働きかけたとのこと。

「渋沢栄一は、実業界引退後に教育や社会公共事業にも広く尽力しましたが、その一つ、現在の井の頭自然文化園の敷地にあった、非行少年更生施設の井之頭学校の校長を務めていました。その井之頭学校が殺風景なため庭造りを依頼されたのが、東京市の職員で当時30歳、後に「公園の井下」と呼ばれた井下清です。井下は、渋沢に案内された井の頭の景観を見て、この井の頭の池と森を東京市民の公園にすることと、そうなれば学校の卒業生もここで働けることを進言しました。渋沢は提案に賛同し、娘婿である東京市長の阪谷芳郎とともに宮内省に御料地の下賜を働きかけました。そして大正2年10月21日東京市の本会議に「郊外公園設置ニ関スル件」を提出し議決されました」

『井の頭公園100年写真集』より

気になる新札の実物はこちら

そして、その渋沢栄一が肖像として使用される新札の実物はこちら↓↓

紙幣のデザインは偽造防止等の観点から約20年に一度変更しているとのことで、2004年以来の変更。また、肖像画の変更は1984年に聖徳太子から今の福沢諭吉に変更になって以来40年ぶりとのこと。

肖像画が回転して見える3Dホログラムの技術を見ると日本の技術ってやっぱりすごいなと感じます。。

ちなみに、5千円札が津田梅子、1千円札が北里柴三郎となるみたいです。

動画】新5千円札と新1千円札のデザインがわかる映像

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