赤ちゃんの頭の形・向き癖について

日々の生活で役立つ情報を発信するコーナー【むーなびコラム】。前回に引き続き、子育て世代向けの内容です。

このコラムを書いた人　佃隆先生

30年間で32万人の臨床人数があるファミリーカイロプラクティック三鷹院・院長。姿勢の専門家として書籍や講演活動も実施。基礎医学をもとに、臨床に基づき、多くのセルフケアやアドバイスを行う中で、「姿勢の魔法『シャキーン！』ケア」を確立。2冊の本を出版しており、共に重版。人間の体の動きを研究したバイオメカニクスや、日本独自の文化の礼法、カイロプラクティックでの臨床経験といった広い視点で、姿勢や健康について、分かりやすく解説。

ここ数年で、赤ちゃんの頭のゆがみのご相談が激増しています。

当院では25年前から、赤ちゃんのカイロプラクティック施術を行ってきていますが、そのお悩みの一つに赤ちゃんの頭の形があります。ここ数年で赤ちゃんの頭のゆがみを直すヘルメット療法を行う病院が増えてきたことで、SNSでの広告でも多く見ることになり、頭の形を整える意識が高まっているのだと認識しております。

当院には「ヘルメット療法は治療費が50万円～100万円と高額なので他の方法を探している」という方や「ヘルメット療法は既に行っているけど、反り返りや手足の緊張が強いので」という方が来院されています。

そもそも、スキャモンの発育曲線によると、生後すぐは身長や体重に加えて、神経が劇的に発達します。生後1年までで、成人の65％が形成されます。諸外国では、カイロプラクティックの法整備が行われ、「カイロプラクター」は大学教育を受けた神経系を整える専門家として認識されています。カナダでは生後すぐにカイロプラクティックを受ける割合が20％です。

当院では、カイロプラクティックの技術に加え、オステオパシーという頭の形を整えるケアを用いて、赤ちゃんの頭だけでなく全身の整体を行います。